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2007年5月21日 (月)

北大路魯山人展@吉兆庵美術館

070518kichoan小町通りを入ってチョット歩くと右に和菓子屋・源 吉兆庵がある。上品な和菓子はウマイらしい。友人がお土産を買うと、店の裏にある吉兆庵美術館の招待券をもらった。通常入館料が大人600円するがラッキーな事にタダで入れる!
源 吉兆庵の横の小道に入り店の裏手に回ると、料亭みたいな(おおげさかな?)こじんまりした和の風情 漂う入口がある。門をくぐるれば左は店の裏の扉、右が美術館の入口だ。美術館に入ると誰もいなかっ070518kichoanchirashiた。売店のショーケース、テーブルとイスがあり、紙コップで水が飲めるようだ。店に行って忙しそうな店員を取っ捕まえて、美術館に入りたいと主張したら、案内してくれた。
「北大路魯山人展」は2007年4月13日~7月10日まで開催されている。1階は通路のような細く小さいスペースで、評価の高い独創性あふれる織部焼きの展示だそう。ガラスケースの中にツヤツヤした深緑色の扇形や四角い陶器など、少ししか置いていなかったが、あいさつや年表などのパネルで魯山人と美術館を紹介している。

070518kichoanbijyutukangat2階には、志野焼き、美濃焼き、織部焼き、書画の掛け軸、様々な表現の鉢などがある。1番ステキだったのは鉢。大きな器には憧れる。特にあでやかな椿を描いた乾山風椿絵鉢とブドウを描いた魯山人ぶどう文鉄絵輪花鉢はおしゃれ!また、織部魚形箸置三人は文字通り魚の形の箸置き。こんもり立体感があり、渋茶色でシブイから可愛さが中和されている。奥には和室があり、床の間に掛け軸と花器、畳の上 に菓子などの器が客人を招いたみたいに置いてあった。
3階は小さな部屋で美濃焼き、黄瀬戸、志野もあるが、070518kichoanbijyutukaniriチラシに載っている「織部マナ板皿」が展示してあった。これまた文字通り四角いまな板状の皿は、魯山人の独創性が最も発揮された作品だと書いてあった。ふ~ん、これがそうなんだ。なかなかシブイね。料理を盛り付けた写真も展示してあった。桃山時代に一世を風靡したが廃れてしまった織部焼を、彼は料理を引き立てる器として甦らせたんだそう。
幼い頃から食に興味を持った魯山人は、それが高じて美食そのものだけでは満足できず、器にもこだわりを持つようになった。食へのあくなき情熱が焼き物作りへと導いたのだ。日本人は四季折々の旬の食材を用いた料理を食べてきた。器も四季を演出する大事な役割を果たしている。人間国宝の推薦を辞退した魯山人の焼き物は美術館に展示する価値があるけど、きっと使ってこそその真価を発揮し、生きるのかもね。
吉兆庵美術館●住所●小町2-9-1

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